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活動報告

2026/09/30

25年終わらない区画整理。9月議会で、その「終わらせ方」を市に問いました【26年9月15日一般質問】

みなさん、こんにちは。加須市議会議員の池田ゆみこです。

「議員って、ふだん何をしているの?」と聞かれることがよくあります。そこで今回は、2026年9月15日の議会で行った「一般質問」を例に、ひとつの質問ができあがるまでの流れをご紹介します。

一般質問ってなに?

一般質問とは、議員が市長や市の担当部長に、市の仕事について直接問いただせる場です。市民のみなさんから預かった疑問や心配を、正式な記録に残る形で市にぶつけられる、議員にとって一番大切な仕事のひとつです。

今回のテーマは「野中土地区画整理事業」

大利根地区で進められている「野中土地区画整理事業」を取り上げました。区画整理とは、道路や公園を整えながら土地の形を整え、住みやすい住宅地をつくる事業です。

この事業は、旧大利根町の時代、2001年に始まりました。それから25年。いまだに完了していません。

数字で見る野中土地区画整理事業

事業が始まった年

2001年(25年前)

事業計画の変更

これまでに6回

現在の完了予定

2033年3月末

25年間で増えた地区の人口

1,315人

売れ残っている保留地(※1)

約23%

合併後に市の一般財源から出したお金

17億8,700万円

  • (※1)保留地:事業費をまかなうために売る予定の土地のことです。直近4年間は、この保留地が1区画も売れていません。

計画を6回も変え、多額の税金を使いながら、土地が売れず、事業の終わりも見えない。私はこれを、市民のみなさんに知っていただくべき大きな問題だと考えています。

質問の日までにしたこと

一般質問は、当日いきなり話すものではありません。今回も、こんな準備を重ねてきました。

1. 過去の記録をさかのぼる 埼玉県の公報(県報)を調べ、合併した2010年当時、この事業が「幸手」の都市計画として位置づけられていたことを確認しました。

2. 会議を傍聴する 7月31日には、この事業の審議会を傍聴しました。地権者の方から「予算が少ない」という声が上がっていました。

3. 地権者の声を聞く 「保留地を買ったのに道路などが整わない」「事業が終わらないので、登記や相続の手続きが面倒なまま」といった声を伺いました。

4. 質問を通告する 8月20日、質問の内容を市に事前に知らせる「通告書」を議長に提出しました。質問は11項目、市長と担当部長に答弁を求めました。

9月15日、議会で伝えたこと

当日は、人口や財政の数字を一つひとつ確かめながら、市長に二つのことを問いました。

一つ目は、このまま続けて、損失がさらに広がってよいのかということです。今年度は調整池の工事に8億8,000万円の予算がつき、そのために市の借金(市債)も6億1,500万円計上されています。利根川の浸水想定区域にありながら、事業開始から四半世紀たって、ようやく調整池の工事が始まったことにも疑問を投げかけました。

二つ目は、どう終わらせるのが一番損が少ないかということです。事業を途中で「中断」すると、国の補助金の返還や、土地を元に戻す補償、業者への違約金など、莫大な費用がかかります。

そこで私は、二つの方法を提案しました。

• 区域を小さくする:使える見込みのない区画を事業から外し、残りで事業を「完了」させる

• 使い道を変える:住宅にこだわらず、倉庫や公園などにも使えるようにし、売却や公共での活用の道を開く

どちらも「完了」の形で終われるため、補償金や補助金返還の負担を抑えられると考えています。

なぜ、ここまでこだわるのか

加須市では、ごみ焼却施設の改良工事に106億円、新しい保育所に21億円あまりの支出が決まりました。古くなった公共施設の対応も、これから待ったなしです。加須駅周辺の活性化も、私は最優先の課題だと考えています。

終わりの見えない事業にお金を出し続ければ、その分、ほかの地区や、本当に必要なことに使えるお金が減ってしまいます。農地を守るために住宅開発ができず、人口が減り続けている大越地区のように、「なぜうちの地区だけ」という不公平感も生まれています。

ムダな出費を止めることは、新しいことを始めるのと同じくらい、暮らしを守る大切な仕事です。

これからも、議会のことを、わかりやすく

議会の話は、どうしても難しく聞こえがちです。だからこそ私は、議会で何が話されているのかを、これからもわかりやすくお伝えしていきます。

この事業について、また市政について、気になることやご意見があれば、ぜひお聞かせください。いただいた声は、次の議会へつなげていきます。